使える転職面接対策 自己分析を制するものは転職を制する

ビジネス

書類選考通過の後はいよいよ面接です。

書類選考通過もすごいことです!おめでとうございます!

でも喜んでいられません、すぐに面接の対策をしましょう。

転職ネコ

書類選考通過はまだ序盤、やっとスタートラインに立てたところ!

エージェントを通して選考を進めているのであれば、エージェントに過去にどんな質問があったか、どんな人が通過し、どんな人が落ちたかなど聞いておきましょう。使えるものは使い、情報をより多くゲットすることで面接に活かせ、また仮に失敗しても別会社の選考でも使用できます。

コンサル業界にしても事業会社にしても面接で聞かれることは似たり寄ったりです。よくコンサルに必要なスキルでロジカルシンキング、プレゼンテーション能力、プロジェクトマネジメントスキル等々挙げられますが、事業会社もこのようなスキルを持った人を募集しております。コンサルの方がより高いレベル(基準点という意味)を求めているかもしれませんが…

なのでこの記事の内容はコンサル業界志望だけでなく、事業会社への転職にも有益な情報になると思います。私が実際に面接を受けた各社の面接内容は別の記事で随時UPしていきます。

私自身も面接官として採用に携わったことがありますが、その時に感じたことなども踏まえて教えることが出来ればと思います。

この記事から分かること

面接対策のやり方、進め方

自己分析の取り組み方

自分の価値を再認識

面接官からの視点・ポイント

目次

面接対策その1 結論ファーストを心がける

コンサル業界はもちろんですが、コンサル業界に限らず質問に対してまず結論を述べることが重要なポイントです。起承転結は望まれていません。

結論を述べた後に簡潔にその理由や背景の説明をし、最後にまた結論をいうようにしましょう。

転職ネコ

結論ファーストの考え方は業界関係なしに非常に重要です。

私自身も面接官として何度も候補者さんと面接をしてきました。新卒からマネージャークラスの面接まで色々とやってきました。こちらが質問した内容に対して長々と説明をされるとで「で、結論は結局なに?」となってしまいます。結論ファーストはとても重要ですので、転職をしなくても現職でも常に意識して使えていれば面接も安心できると思います。

折角なので私が実際に体験した質問に対しての答えを載せておきます。

参考例

面接キャット

なぜコンサルになりたいのですか?

転職ネコ

日系企業にDXを推進させグローバル競争力の向上をに貢献したいからです。近年DX化は全世界に急激に成長してきていますが、日系企業はこの成長に乗り遅れています。技術の先進国として日本が返り咲くためにはグローバルスタンダードのDX水準に追いつく必要があり、1社だけでなく日系企業全体にDXを推進することで、日本企業のグローバル競争力の向上に貢献したいため、コンサル業界を志望しています。

面接対策その2 なぜなぜによる深堀をする

その1で自分が考えた答えに対して2回もしくは3回なぜと問いかけ深堀りしていきましょう。コンサル業界であれば必ず面接官から質問に対してした回答に深堀されます。事業所でも1回は深堀されます。

実際にさきほど挙げた「なぜコンサルになりたいのか」の回答に対して以下の質問をされました

  • なぜDXの推進は事業所では出来ないのか
  • なぜコンサル業界じゃないとそれが出来ないと思うのか

面接官として対応していたときには、やはりどういった理由でその結論を出したのか、ロジックが成り立っているか、問題解決の取り組み方などが確認したいのがポイントです。

転職ネコ

自分が出した答えになぜ?なぜ?と深堀すると色んな思考が見えてきます。文章の考え方、構成などにもいい勉強です

事業会社も同じです。「なぜ、弊社にきたいのか」「なぜやりたいことが現職でできないか」などに該当すると思います。「なぜ、転職するのか」「なぜ、他業界に行きたいのか」も結構よくある質問です。この2点の質問に対しては後に解説していきます。

面接対策その3 職務実績の深堀をする

過去に作成した記事の職務経歴の書き方にも記載しましたが、書類選考に使用した職務経歴書に対してのなぜなぜによる深堀を職務実績にする必要があります。なぜではなく時にはどうやってなどと問いかけるようにしましょう。

別記事の自身のキャリアの正しい棚卸方法にも記載している文章を参考にしたいと思います。

  • なぜそうなった
  • どうやって問題を見つけた
  • どんな手法で問題を解決した
  • 何に苦労した
  • などなど
転職ネコ

記載した出来事に対してなぜ?なぜ?と深堀することが大切ですね

保全の参考例を深堀してみましょう。

保全に関しての参考例

保全において突発故障の対策に力を入れました。突発故障の中で頻発する不具合に対しては原因究明を徹底的に行うことで真の原因を洗い出し、適切な恒久対策を実施することで再発防止に取り組みました。

その結果私が担当していた生産ラインでは、入社以降15%停止時間を削減することが出来ました。(2020年 250時間停止→2021年 212時間停止) これにより約〇〇万円の効果金額を得ることが出来ました。

面接官になった気持ちで

面接キャット

どうやって不具合の原因を見つけたの?

面接キャット

2021年に昨年度比より15%削減出来たかもしれないけど実際の目標よりも削減出来たの?それとも目標以下なの?

どうですか。面接時にこのような質問が来ても回答出来ますか。

続いて工夫した点として例に挙げたものに関しても深堀してみましょう。

製造現場と協力しながらボトムネックとなっている工程を洗い出し、ひとつずつ故障の要因になるプロセスを潰し込みました。夜勤対応などでなかなかコミュニケーションがとれないときでも週1回の打ち合わせなどを開きFace to Faceでお互いの項目を確認して改善を進めた。

面接キャット

どうやってボトムネックを洗い出したの?

面接キャット

故障原因の潰しこんだ後どうやって効果があったか確認したの?

どうやってボトムネックを洗い出したのと類似した質問でどういった手法を用いて原因究明または問題解決をしたのかも面接で聞かれました。深堀して答えを出せるようにしておくと面接では楽になりますし、もし記載した経歴があんまり深堀できなさそうであればその経歴を載せるのをやめて、別の経歴に変更して深堀してみましょう。

考え方としてはその2と同様ですが、こちらは実際にご自身で作成している文章であるため、より取り組みやすいのではと思います。

面接対策その4 転職の定番質問の回答に深堀する

転職時の面接で必ず聞かれることがあります。また、コンサル業界で必ず聞かれる質問もあります。

それぞれの質問に回答を準備されると思いますが、その出した答えに対して深堀をする必要があります。

転職時に必ず聞かれる質問

なぜ転職をするのですか

なぜこの業界に転職をするのですか(他業界の場合)

・志望動機

・転職活動における軸や譲れないものは

・何を基準で転職先を決めるの

私が一次面接を受けた会社全ての会社で1番目と2番目の質問がありました。どの転職支援サイトやYoutubeにも記載されていますが年収や人間関係の不満は言わないようにしましょう。

前向きな発言がやはり面接官には刺さります。私自身も新しい分野にチャレンジしたいとか言われたときのほうが好印象をもつケースが多かったです。

ただし、キャリアのステップアップと答える場合には注意しましょう。特別な理由がない限りこの言葉を使用しないことをお勧めします。面接官をやった身としては転職後もキャリアのステップアップをするのではと感じてしまいます。

私も面接官をしていたときに現職で2、3年働いていた候補者さんに転職の理由はと聞くと新しい挑戦としてのキャリアアップと説明されていました。しかし、私の会社に入社してからのキャリアをどのように考えているかを質問したところ残念ながら回答できなかったため、落とす結果となりました。余程周到に用意した回答が出せないのであれば使用しない方がベターと思います。

コンサル業界定番の質問

・なぜコンサル業界に興味をもったのか

・なぜ弊社を志望した

・コンサルの仕事とは

特にコンサルの仕事に関しては十分熟知しておく必要があります。私は世界一やさしいコンサルティングプロジェクトの説明書を読んで勉強をしました。エージェントもおすすめしており、私のコンサルタントをしている友人からも紹介があったため読みました。現役戦略コンサルの著書が実際に対応したプロジェクトをベースにどんな仕事をコンサルタントとして関わったかなど記載されており、コンサルタントの仕事然り、役割も理解しやすい本でした。

面接対策その5 転職エージェントと面接の練習をする

Dodaやマイナビなどの大手総合エージェント会社では対応が難しいかもしれませんが、中小のエージェント会社であれば個別で面接の練習をしてもらえる会社があります。

そういったエージェントから応募している企業のよくある質問内容など情報を事前にもらったり、面接の練習をすることで面接慣れをすると本番に緊張せずに済むと思います。

転職ネコ

ちなみに私の初面接時には面接官にそれは緊張しすぎだよ!と言われました。第一志望は先に受けないように。

転職エージェントを利用するメリットの1つですので、積極的に活用しましょう。

私はコンサル会社を志望していたため、コンサル業界に強いアクシスエンジニアリングも使用していました。

アクシスエンジニアリングはケース面接練習などもしてくれたため、ありがたかったです。

面接の言葉は頭の中で考えるよりも言葉で発言したほうが覚えやすいですし、暗記した文章を読み上げることにもならないので自然な説明に近づけると思います。

面接時に緊張しちゃうのは仕方ないですが、緊張しっぱなしの状態で面接を終えると面接官にもいい印象を与えることが出来ませんので、緊張はしても態度に大きく緊張が現れないように練習をしっかりしましょう。

周りに練習する人がいない場合には(というよりこのパターンの方が多いかもしれません)自身の声を録画したり、動画で自分自身を撮って面接の受け答えをしている表情などを確認できるとベターです。固い表情を終始されている人は、もちろん終始緊張していたと捉えられ、この人はプレッシャーに耐性なさそうだなと思われてしまいます。

私も面接時にそういった子(新卒・キャリア含)はどんなに優秀でも落としました。

まとめ

  • 面接対策その1 結論ファーストを心がける
  • 面接対策その2 なぜなぜによる深堀をする
  • 面接対策その3 職務実績の深堀をする
  • 面接対策その4 転職の定番質問の回答に深堀する
  • 面接対策その5 転職エージェントと面接の練習をする

転職活動の第一歩としてはまず職務経歴書を書くことです。いきなり100点の職務経歴書なんていりません。転職活動はノーリスクですので、職務経歴書を書いて自分自身の仕事の棚卸をすることで現職で何を得たのか再確認するいい機会となります。50点でもいいのです。転職活動は本格的にスタートしたときに最初の準備段階で下地を作っていたかどうかで転職活動期間が決まると言っても過言ではありません。職務経歴書の書き方に困っている人はぜひ下記記事を読んでください。

職務経歴書の書き方 キャリアを正しく棚卸しすることが成功の秘訣

未経験からコンサル業界に転職するならアクシスコンサルティングがオススメの1つです。私もここを利用してコンサル業界の情報やケース面接の練習をさせてもらい助かりました。

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お馴染みのリクルートエージェントです。業界ごとのエージェントがおり、汎用転職エージェントとして登録するだけでも価値があります。エージェントは結局人、相性のため合わなかった即切れば問題ありません。私はここは相性がそんなよくなかったため情報収集用で利用していました。

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以下転職エージェントは第2新卒に特化しかエージェントです。私は使用しておりませんが、転職サイトに登録しながら情報収集をしていた際によく出てきたため、第2新卒の方には役立つ情報が多いのではないでしょうか。

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