転職エージェントの賢い使い方 メリット・デメリットは知るべし

ビジネス

この記事では転職エージェントを使うべき理由とそのメリット&デメリットを紹介したいと思います。

新卒の就職活動時にエージェントを契約されていた人はほとんどいないと思いますが、転職時にはエージェントを使うケースは非常に多いです。

ちょっと怖いなーとか嫌だなーと思っている人に対してメリット&デメリットを紹介したいと思います。

私自身も色々な転職サイトや転職エージェントを使用したため、実体験を元にご紹介できればと思います。転職は20代有利ですが、30代の方もチャンスはあります。高年収を得るためには現職の年収にもよるみたいですが、諦めたらそこで転職活動は終了です。

転職ネコ

結論転職エージェントは使用したほうが絶対に有利、そして負担が減る

この記事から分かること

転職ネコの実体験から転職エージェントのメリット・デメリットがわかる

転職エージェントの気をつけるべき点がわかる

転職活動を今後有利に進めることが出来る

転職エージェントを使っても無理に転職しなくてもいい

目次

転職エージェントを利用するメリットその① 無料である

転職エージェントは無料です。有料のエージェントもあるようですが、私は利用したことがありません。コストがかからないことに関してはメリットが大きいのではないでしょうか。

ただし、ここで気を付けないといけないのはボランティアだから無料なのではなくちゃんとしてビジネスモデルのとして転職者に対しては無料でサービスを提供していることを把握しておかなければなりません。

このビジネスモデルに関しては後半に説明するデメリットにも関わってくることです。

転職ネコ

必ず転職エージェントのビジネスモデルは理解しておこう

転職エージェントはもちろん彼らの仕事です。転職者を希望している企業に内定してもらうことで内定先の企業から報酬をもらうことで経営が成り立っています。

つまり転職できなかった場合には報酬がゼロなのです。だから転職エージェントはあなたが転職出来るように最大限のサポートをするために以下のことをしてくれます。

  • キャリアステップの相談
  • 転職したい業界の情報提供
  • 職務経歴書の添削
  • 面接対策、練習

転職は個人で戦うにはどうしても限界がありますが、エージェントに頼ることで情報量も増え、また孤独との闘いもなくなるためモチベーションやメンタルの維持がしやすくなります。私は初面接がボロボロだったのですが、エージェントに労いの言葉をもらい、次の面接でいい結果を残すことが出来ました。

転職エージェントを利用するメリットその② 選考対策をしてくれる

その①にも記載しておりますが、職務経歴書の添削、面接対策をサポートしてもらえます。職務経歴書は希望する業界や会社に合わせて微妙な調整がいるため、その要点を転職エージェントはしっかりと把握しているため職務経歴書を自身で作る場合よりも精度がより高くなります。書類選考の通過率も一般的には高くありませんがこの第一関門を通過しないと何も進みません、転職エージェントを利用する通過率はあがりますが精度と確度を転職エージェントに上げてもらいましょう。

私は複数のエージェントと転職を進めていたので、それぞれのエージェントに職務経歴書の添削や面接対策を進め、自分なりに納得のいく形に仕上げながら進めることが出来ました。

特にコンサル業界に興味がある方はアクシスエンジニアリングを選択するといいと思います。私自身も利用しておりましたが、コンサル業界マップをシェアしてもらえ、またそれぞれの特徴など教えてもらうことが出来ますし、コンサル特有の面接形式であるケース面接を対応してもらうことが出来ます。

特に仕事をしながらだと夜間にしか面談など対応できないケースが転職者には多いと思います。アクシスエンジニアリングは21時以降も対応できることが多いため非常に助かりました。

転職エージェントを利用するメリットその③ 面接の日程調整や年収の交渉

書類選考通過前のサポートも助かりますが、通過後の面接の調整や必要であれば年収の交渉は就業している身からすると非常に助かります。

就業中に面接日程の調整を電話でするのは非常に大変です、希望日と時間帯を伝えておけエージェントの方で調整し、面接日を設定してくれるためこの負荷が減るのは大きなベネフィットだと感じました。

また、年収の交渉を重要です。直接企業と出来るといいですが、極力直接はやりたくないですよね。無理難題な年収交渉は企業側から採用のお断りになりますが、説得力のある実績などあれば年収交渉の材料として使えるかもしれません。

ただし、年収が下がるのは基本的にはお勧めしません。転職後の年収はあなたのステータスになります。そこがダメで再度転職する場合のあなたの市場価値は転職後の下がった年収になるからです。最終的にはあなた自身の判断になりますが、私は未経験のコンサル業界に転職しましたが、年収はUPしました!

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面接日程は複数日設定して、候補として挙げた日には何も予定を入れないように注意しましょう

転職エージェントを利用するメリットその④ 情報量、求人が多い

エージェントにしか開示されていない企業の募集がある。

企業側がオープンにしないのには理由があります。入口を絞って限りられた人材しか応募できないようにする、そのために企業が信頼している転職エージェントに依頼するなど、優秀な転職エージェントの場合にはそういった求人をもっている場合もあります。

私を担当してくれたエージェントの求人は企業にも記載されていましたが、エージェントと企業役員の関係が良好であったため、私の職務経歴書を確認しどこを修正したほうがいいかなど確認してくれそれに合わせて修正し、その企業の書類審査に通過することが出来ました。

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実際に企業のHPにも記載されていない募集はあります

転職エージェントを利用するメリットその⑤ 自身の市場価値が分かる

同じ業界内での転職活動をすればその業界内でのご自身の価値がわかってきます。他業界になると市場価値を判断するのは難しいです。

現職との給与と比較して転職を考えるのはありと個人的に感じております。

すでに日本での終身雇用は破綻しており、平均年収も横ばいの日本で果たして年功序列が正しいのかは置いておいてあなた自身が市場価値が高いのであれば転職して年収をUPさせることで心身ともに豊かになるのではないでしょうか。

老後2,000万円問題や、子供の養育費問題など稼ぐ力が大きいには越したことはないです。現職で突然給料があがるわけではないので、1つの転職判断材料になるのではと思います。

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自身の価値が本当に現職で正しく見られているか知るチャンスは転職以外にはありません

転職エージェントを利用するメリットその⑥ 内定後のサポートも充実

私はてっきり転職エージェントは候補者が内定後にはもう関係が終わるというイメージでした。

転職エージェントのデメリットその① ビジネスモデル

ここからはデメリットの説明です。

転職エージェントのビジネスモデルを先に述べたように転職エージェントは転職先から内定をもらわない限り報酬をもらうことが出来ないため、転職をしてもらうことが本心にはあります。全てのエージェントが無理に転職をさせようとしてくるわけではありませんが、そういった人は実際にはいます。特に転職サイトにはそういった方が多い傾向にあります。

面談した後にそういった求人を送ってくる方は少ないですが、面談前に数を打てば当たるみたいな考え方をしているエージェントは平然と何度も年収の低い案件を送付してきます。面談後にそういった対応をしてくるエージェントである場合は早々に縁を切ることをお勧めします。

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こういったビジネスモデルがあるからとりあえず転職させればいいと考えるエージェントがいてしまうのは仕方ありません。そういったエージェントとは即手を切りましょう

なので複数のエージェントと伴奏していくことが転職活動を円滑に進めるためのカギになっていくと思います。

転職エージェントのデメリットその② エージェントの見極めが難しい

転職エージェントは参入ハードルが低いため、検索するだけでも大量の会社がHitしてきます。その中からやはり優秀なエージェントを探すのは難しく、出会える確率も低いです。

転職エージェント(転職サイト)を選ぶにあたり覚えておく点が2つあります。それは

  • 総合型のエージェント
  • 特化型のエージェント

それぞれ以下に説明します。

総合型のエージェントとは

業界・職種を限定せず、幅広い求人情報を扱う転職エージェントです。主に

  • マイナビエージェント
  • リクルートエージェント
  • doda(デューダ)
  • パソナキャリア

などです。総合型ということから幅広い業種・職種を取り扱っているため持っている求人数は圧倒的に多いのが特徴です。総合型では業界ごとにを比較できるので、各業界の強みや弱点が分かり、異業種転職にも役立ちます。これが総合型の強み(メリット)と言えるでしょう。

反対にデメリットは

  • 利用人数が多いため、候補者への対応が事務的、遅い
  • 取り扱い業界が幅広いため専門性が弱く、より深い知識や情報を得ることができない
特化型のエージェントとは

業界やハイクラス層など、特定分野のサポートに特化した転職エージェントです。特化型エージェントのメリットは

  • 業界出身のコンサルタントが豊富なため、業界の深い知識や情報が得られる
  • 業界全体の動向を把握可能
  • コンサルタントが企業と密なため、企業毎の対策が可能

反対にデメリットは

  • 案件の幅が狭い分、求人の数が少ない
  • 特定の業界に企業が集中している業界の場合、対応業界が狭い

ですので、総合型と特化型両方とも登録して幅広く情報収集できるようにしておくことをお勧めします。

転職ネコ

あまりに登録しすぎると管理も対応も大変なので4社くらいがベターではないでしょうか。

こんな転職エージャントは危ない

そんなプロフェッショナルなはずの転職エージャント(コンサルタント)も人なので、思わしくない人もいるのは事実ですが、個人的に以下の項目に当てはまる方はすぐに手を切るべきだと思います。

  • 転職エージェントが若い
  • 転職エージェントに転職経験がない
  • 面談して希望を伝えたのに紹介される案件がマッチしない

どうしても3番目の所は転職エージェントのビジネスモデルを考えると避けられないケースになってはしまいますが、ご自身の人生ですので、他人に委ねないことを心がけましょう。

先に延びた転職エージェントのデメリットにあげた面がやはり出てきてしまうのは避けることが出来ません。そういったエージェントに出会った際にはすぐに縁を切りましょう。

実際に会った最低のエージェント

最後の私の実体験からひどい転職エージェント情報をシェアしたいと思います。

そんな中私が唯一許せないと思った転職エージェント会社を紹介します。

リメディ株式会社という転職エージェントは最悪ですので使うだけ時間の無駄でしょう。

私の担当になった人が問題だっただけかもしれませんが参考までにシェアしておきます。みなさんの貴重な時間を無駄にしてしまうことがないように祈っております。

転職ネコ

人材紹介会社の闇を見ることが出来て、いい勉強になりました

私がリメディをお勧めしない理由

  • 面談の約束時間になっても出席しない

もしかしたら私の前に面談をしており、長引いたせいで遅れたのかもしれないと思いましたが、そんなことはありませんでした。転職エージェントが利用者の約束を忘れる時点で価値がありません。面接日程調整のし忘れで迷惑を被るのは私たちですからね。

この特に理由もなく遅刻したことに関して決定的だと感じたのはそもそも提出されている職務経歴書を読んでいなかったからです。ここに記載するのも呆れるくらいの対応でした。

  • 人の転職の考えに否定的

未経験者がコンサル業界に転職するには確かにハードルは高いです。が、実際のところ新卒で入るよりは学歴フィルターなどで足きりされる確率は非常に少ないです。私のような地方国立大卒でも4社中4社書類選考を通過しております。

 そこに学歴がどうだ、年齢がどうだと転職支援をするエージェントが口にするのは言語道断です。最初の遅刻で見限っていましたが、より一層ひどいエージェント感が増してきてかなり滑稽でした。

  • 面接後の連絡をしてこない

縁を切るつもりだったので、どうでもよかったのですが、職務経歴書を添削してくれると言っていたため、情報だけもらっておこうと思い添削の依頼をしました。

残念ながらその後は音沙汰ありませんでした。期待していたわけではありませんが、こういう転職エージェントが実際にいるんだと実感しました。

みなさんも気を付けてください。

そして、エージェントは金の卵を見落としたと言えるように頑張りましょう!

転職ねこが使用していた転職サイトと転職エージェントの紹介

私自身が使用していたエージェントなどを以下に紹介したいと思います。

転職ネコ

私が実際に利用した転職サイトと転職エージェントは

転職ねこが使用したサイトとエージャント

・ビズリーチ

企業やヘッドハンターからスカウトメッセージが届く「ヘッドハンティング型」の転職エージェントです。無料サービスと有料サービスがあり、有料サービスじゃないと応募できない企業など存在しますが、そういった企業は他のエージェントなどを通して応募すればいいと思います。無理に有料会員になる必要は全くないと思います。

定期的にプレミアムチケットと呼ばれる一定期間(1か月程)有料会員と同等サービスを受けられる特典を実施していますので、そういったものを見つけた際にはぜひ実施してみてください。

ビズリーチはヘッドハンターも優秀であり、求職者側がヘッドハンターを検索して指名することも可能。

多くの求人が高年収のため、ここで転職成功出来れば年収UPは確実と言えそうです。

・リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト(旧:キャリアカーバー)は、ビズリーチ同様高年収かつ経験を積んだ方にとっては転職情報が得られやすいハイクラス向けのエージェントです。一緒にキャリア形成を考えてくれるヘッドハンターを見つけられることが出来ます。

実際に私はここで知り合ったエージャントからコンサルティング業界に私のような職種の人も需要があると知ったことがきっかけでコンサルティング業界に転職しようと決意した背景があります。

取り扱っている求人は高年収・エグゼクティブ向けのため求職者側のキャリアによっては支援を受けられないこともありますが、ヘッドハンターとの長期的なやり取りを通じて、理想的な転職をサポートしてくれます。

ビズリーチ同様ヘッドハンターの指名をすることが可能です。

・Doda

マイナビやリクルートと同等な総合転職エージャントです。エージャント経由ではなく時には企業から直接面談希望からオファーもあります。

幅広い規模、職種、業種を取り扱っており、転職初心者にもやさしくサービスが充実しております。Dodaスタッフ以外にも各種エージャントがおり、転職アドバイーという方もいるため、自身のペースで探すことができます。

・JACリクルート

管理職、ハイクラスの転職に有利。登録時点で年収600万以上は必要と言われており、満たしていないと申込の時点でお断りされるそうです。

大手企業や外資企業にも強く英語の職務経歴書の添削や英語の面接対策などもレクチャー・情報共有してくれます。また企業の人事部と強いコネクションを持っているエージャントもおり、そういった方に出会えると応募する企業の書類選考が通るためにどう修正すべきかなど企業側からアドバイスがもらえます。

入社に至るまでしっかりサポートをしてもらえ、今回私はJACリクルートを使用した転職先に入社しております。

・アクシスコンサルティング

コンサルティング業界に特化したエージャントです。登録後に担当のエージェントが割り振られ面談をしてどういった強みがあるコンサル会社を狙っていくかを相談していきます。

求人も早いペースで紹介してもらえ、またコンサルティング業界に特化しているため選考の内容や対策を含めかなりディープな情報をもらうことが出来ます。

面接対策でもコンサルティング業界特有のケース面接の対策もしてもらえます。面談の時間も夜9時以降も対応してもらえるため仕事をしながらのスケジュール調整がしやすいです。

おすすめの転職エージェントと言えるか分かりませんが、転職の情報を収集する上では非常に役立った転職サイトであるのは事実ですし、転職活動をサポートしてくれた転職エージェントに出会えたのも事実です。

こういった転職エージャントには色々なタイプがあります。特に特化型には幅が多いのでしっかりと自分の業界を選びましょう。参考までにざっくりと下記のようなジャンルがあります。

  • コンサルタント専門エージェント
  • エンジニア転職エージェント
  • 海外転職エージェント
  • 第二新卒エージェント

まとめ

私は他のエージェントのおかげで未経験ながらコンサル業界に、しかも第一志望の会社から内定を頂くことが出来ました。自己満かもしれませんが、転職成功者の1人として自負できるのではないでしょうか。

  • 転職するなら絶対転職エージェント(転職サイト含む)を利用しよう
  • 転職エージェントのメリット&デメリットは事前に把握しよう
  • 合わないと思ったエージャントは即切ること

転職活動の第一歩としてはまず職務経歴書を書くことです。いきなり100点の職務経歴書なんていりません。転職活動はノーリスクですので、職務経歴書を書いて自分自身の仕事の棚卸をすることで現職で何を得たのか再確認するいい機会となります。50点でもいいのです。転職活動は本格的にスタートしたときに最初の準備段階で下地を作っていたかどうかで転職活動期間が決まると言っても過言ではありません。職務経歴書の書き方に困っている人はぜひ下記記事を読んでください。

職務経歴書の書き方 キャリアを正しく棚卸しすることが成功の秘訣

「自己分析を制するものは転職を制する」私のブログのキャッチコピーですが、事実これにつきると思います。職務経歴書も自己分析をしっかりしないと書けませんし、面接対策も職務経歴書に記載した自分自身をいかにロジカルに簡潔に企業の面接官に説明できるかで合否が変わります。以下の記事では私が実際に面接対策として取り入れた手法と面接官としての視点両方を取り入れたことを記載していますので、まだ読んでいない方は見て行ってください。

使える転職面接対策 自己分析を制するものは転職を制する

未経験からコンサル業界に転職するならアクシスコンサルティングがオススメの1つです。私もここを利用してコンサル業界の情報やケース面接の練習をさせてもらい助かりました。

アクシスコンサルティング

お馴染みのリクルートエージェントです。業界ごとのエージェントがおり、汎用転職エージェントとして登録するだけでも価値があります。エージェントは結局人、相性のため合わなかった即切れば問題ありません。私はここは相性がそんなよくなかったため情報収集用で利用していました。

リクルートエージェント

大手の転職サイトです。転職エージェントより幅広いが情報収集量としては浅くなりがちな印象です。まず転職情報を集めたい人にはお勧めなサイトです。

リクナビNEXT

パソナキャリアはミドル・ハイクラスの転職に強みがあります。ハイクラス転職エージェントになかなか掛け合ってもらえない人にもハードルは少し低いのではないでしょうか。47都道府県に拠点があるため手厚いサポートサービスを受けることができるのが強みです。

パソナキャリア

以下転職エージェントは第2新卒に特化しかエージェントです。私は使用しておりませんが、転職サイトに登録しながら情報収集をしていた際によく出てきたため、第2新卒の方には役立つ情報が多いのではないでしょうか。

第二新卒エージェント
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